信濃毎日新聞 9月30日
BCリーグ信濃グランセローズの木田勇監督(54)は今季最終戦を終えた28日、取材に対し「結果が勝負の世界で、2年続けてこの成績でいいわけがない」と述べ、今季限りで辞任する意向を明らかにした。29日に球団に今季の結果報告を行う際に辞意を伝える考えだ。
球団の三沢今朝治社長は「本人から直接、聞いていないので今の段階では何とも言えない」としつつ「球団としての態度は決めている」とし、監督を交代させる方向だ。
4球団で発足した昨季は3位に終わり、2季目の今季は「職を賭して結果を求める」と臨んだが、前後期とも地区最下位で、リーグ優勝を争うプレーオフに進出できなかった。同監督は「球団に対応を任せるのではなく、意思を明確に伝える」と話している。
木田監督は横浜市出身。1980年に日本ハムへ入団し、1年目に22勝を挙げて最多勝、MVP、新人王のタイトルを獲得した。その後は横浜、中日と移り90年に現役を引退。BCリーグが発足した昨季、信濃の初代監督に就任した。
(長野県、信濃毎日新聞社)
県教委は29日、事故米で製造された可能性のあるでんぷんを使った卵焼きなどが給食に納入された県内の小中学校や特別支援学校、学校給食センターは、22日に明らかにした分から増えて57カ所になったと発表した。給食で提供された学校は計147校になった。全市町村教委から県教委への報告で分かった。健康被害の報告はないという。
県教委によると、22日に明らかにしたのは2006−08年度分だったが、今回は03年度までさかのぼった6年分を調べた。
新たな納入業者として明らかにした食品卸は「滝野屋商店」(松本市)。松本盲学校(同市)とその寄宿舎に納入していた。
また、食品卸ナガキュウ(同市)が卵焼きなどを給食用に納めていたことが新たに分かったのは、佐久市学校給食臼田センターや塩尻市洗馬小など計11カ所。
一方で、ナガキュウが納入した−と、22日に明らかにしていた南佐久郡佐久穂町の佐久西小は給食に出していなかったことが分かった。
(長野県、信濃毎日新聞社)
BCリーグは28日、各地で3試合を行った。信濃グランセローズは石川県立球場で今季最終戦となる石川ミリオンスターズ6回戦に臨み、0−4で敗れた。引き分けを挟んで6連敗で後期を終え、後期も上信越地区最下位が確定した。
信濃は今季初先発の米沢が初回に押し出し四球と犠飛で2点の先制を許した。打線は序盤の好機で適時打が出ず、零敗した。信濃の今季は前後期通算で26勝34敗12引き分け。勝率はリーグ全体の5位だった。
群馬ダイヤモンドペガサスは5−4で富山サンダーバーズを下し、新潟アルビレックスは2−1で福井ミラクルエレファンツに競り勝った。
(長野県、信濃毎日新聞社)
松本市の有志でつくる紙芝居グループ「ナワテ紙芝居劇場かえる座」は28日、「第1回まつもと紙芝居まつり」を同市中町蔵シック館で開いた。多くの人に紙芝居の魅力を知ってもらおう−と、初めて企画。4人のメンバーは、木工作家らの協力で再現した専用の舞台で日ごろの練習の成果を披露。集まった約50人が、昔懐かしい物語の世界に引き込まれた。
「『そっちへ逃げたぞー。逃がすなっ』。お寺の中は上を下への大騒ぎ」。かえる座の伊東栄子座長=松本市岡田=は「分福茶釜」を取り上げ、茶釜から手足を出したタヌキが寺の中を逃げ惑う場面を臨場感たっぷりに語った。メンバーはほかに、大泥棒がダイヤモンドを盗み出す話や、妻を亡くした猟師の元へタヌキが妻に化けて出る話などを、それぞれ声に抑揚を付けて熱演した。
会場を訪れた長野市の地方公務員男性(46)は「子どものころ、近くの神社でワクワクして見た紙芝居を思い出した」と話していた。
この日は、紙芝居文化に詳しい財団法人文民教育協会の右手(うて)和子さん=東京=が、昭和初期から続く日本の紙芝居の歴史について話した。会場には、会員が所有する150点の紙芝居も展示した。
かえる座は2002年、右手さんを招いた紙芝居講座の受講生が結成。福祉施設や小学校で公演をしている。
(長野県、信濃毎日新聞社)
上田市菅平高原で28日、起伏のある登山道や林道、稜線を走る「第1回菅平スカイライントレイルランレース」が開かれた。地元の旅館組合でつくる実行委員会が主催。全国から600人余が参加した。
40キロ、15キロ、5キロのレースと、3人1組で15キロを走るリレーを実施した。過酷な40キロには、最多の316人が参加。標高約1300メートル地点を出発し、最高地点2、127メートルを含め、激しい上り下りを繰り返した。
40キロを3時間49分でゴールした群馬県の小学校教員、松本大さん(24)は、「標高が2000メートルを超えるレースは少ない。小根子岳から下る時に見えた北アルプスの山々の景色がよかった」と話した。
山を下りた沿道ではボランティアの女性らがドリンクや巨峰、バナナなどを振る舞い、ランナーたちは「ありがとう」「つらいけど最後まで走る」などと応えつつ、歯を食いしばって走っていた。
菅平国際リゾートセンター前には信濃毎日新聞の多目的広報車「なーのちゃん号」が登場し、「菅平トレイルラン新聞」を発行した。
(長野県、信濃毎日新聞社)
県内の僧侶らでつくる市民グループ「チベットの風」は28日、44年前に日本に亡命していたチベット仏教の高僧ケツン・サンポらが長野市の善光寺裏山に建立した仏塔「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」に参拝した。
市内外から参加した18人は、善光寺仁王門から約2キロ歩いて現地へ。塔はチベット人3人と県内外の僧侶や市民が、柳町中学校(長野市三輪)などの協力を得て建立した。内部には、当時の生徒らが千曲川で拾い集め、チベット人らが経文を書き込んだ石と経巻10巻が納められている。
4月の聖火リレーで初めてチベットに興味を持ったという長野市三輪の西勲さん(75)は「40年余り前から長野とチベットがかかわっていたとは、何かの縁みたいなものを感じる」と話していた。
同市西町の西方寺では演奏会が開かれ、チベット人音楽家・テチュンさんが三味線のような「ダムニュン」や横笛の「リンブ」といった伝統楽器の演奏と歌を披露した。
(長野県、信濃毎日新聞社)
園児、小学生を対象に今春開講した「ニコ・スポーツアカデミー」(信濃グランセローズ、AC長野パルセイロ、信濃毎日新聞社主催)は28日、本年度前期受講者の修了式を長野市内で行った。子どもたち一人一人が監修役の元大リーガー桑田真澄さんと握手や記念撮影をした後、修了証を受け取った。
アカデミーは4月から運動能力向上などを目的に、野球が週に2回、サッカーが週に1回、同市の南長野運動公園をメーン会場に開き、計約240人が体の動きなどを学んだ。壇上で桑田さんと握手した通明小6年の西沢勇太君(12)は「大きな手だった。講習でボールをよく見て打つことが勉強になった」と話していた。
桑田さんはあいさつで、会場の騒がしい様子に、「あいさつや我慢することなどができていない。スタッフは指導方法を見直しながら、父母の皆さんと一緒に指導していきたい」と話した。後期講習は11月に始まる。
(長野県、信濃毎日新聞社)
伊那市西箕輪南部保育園の運動会で28日、年長の園児14人が手づくりの獅子頭で獅子舞を披露した。保育園のある羽広地区には約400年前から獅子舞が伝わる。保存会で親が活躍している園児が興味を持ち、昨年の運動会から始めた。子どもたちの元気な舞に、住民は「しっかりと受け継いでくれそう」と目を細めた。
ティッシュペーパーの箱に色を塗ったり布や飾りを付けたりした獅子頭は、右手で軽く持てる大きさ。子どもたちは太鼓のリズムに合わせて飛び上がったり走ったりした。
青木亜依美ちゃん(6)は「楽しかった」。父親で保存会メンバーの一人、英典さん(36)は「実際の羽広の獅子舞は穏やかなのが特徴ですが、思いっきり踊る子どもたちの舞からは、本当に楽しんでいる様子が伝わりました」と話した。
初めて舞った昨年の運動会で保護者の評判になり、今年1月には保存会が同園を訪れ本物の獅子舞を披露した。同園は「地域の伝統文化に親しむ機会を持ち続けたい」(塚本晶子園長)と今年も舞うことにした。
40年以上羽広の獅子舞にかかわってきた白鳥定己さん(66)は、「保存会は若手も育っており、園児にはその子どもも多い。代々興味を持ち続けてほしい」と話していた。
(長野県、信濃毎日新聞社)
任期満了に伴う木曽郡大桑村長選は28日投開票し、新人で元村会議長の貴舟豊氏(59)=無所属、長野=が、新人で元教育長の家才子明一氏(59)=無所属、須原=を破り、初当選した。
貴舟氏は8月に立候補を表明。若者定住対策と子育て支援策を重点に、産業振興や観光行政の充実、健全財政の維持と生活支援の両立を訴えた。村の課題である人口減への対策に力を入れる姿勢などが幅広い層にアピールし、村内全域で支持を集めた。
家才子氏は、住民の声を村政に反映させる地域自治組織づくりや、赤字の3セクへの対応を訴えたが、若い世代などに支持が広がらなかった。
3期目の長岡始村長が引退。新人同士の争いで関心は高く、投票率は86・73%と前回選(81・41%)を5・32ポイント上回った。
(長野県、信濃毎日新聞社)